ササミちゃん、永眠
ササミちゃん(チワワ・女の子)が、昨夜未明に永眠しました。
14歳6ヶ月でした。
最後は、日本のササミちゃんが育った家で亡くなりました。
3日前の夜ぐったりとしていて、翌日に妻の母が病院に連れて行ったところ、前々から指摘されていた心臓の僧帽弁の異常のせいで、肺に少し水がたまっていたそうです。
その日は夜まで入院して、酸素室や利尿剤などの処置を受け、結構元気になって家に帰ってきました。
この夜、妻がビデオ通話でササミちゃんの様子を見せてくれました。
私が声をかけると、私のことが分かったのか、しっぽを振って反応してくれました。
そのまた翌日も病院で少し処置を受け、帰宅し、その日が明けたくらいで、ササミちゃんが亡くなりました。
最後、日本に帰って一目見たかったですが、叶いませんでした。
ビデオ通話でそこそこ元気な様子を見せてもらえて、よかったです。
昨年の6月に、妻と息子をセブから日本に帰しました。
妻が第二子を妊娠していて、コロナ禍の状況ではセブで十分な医療を受けることができないと判断したからです。
8月に第二子が無事に誕生しました。
私も早く一時帰国したかったのですが、コロナ禍でササミちゃんと一緒に帰国する手段を探すのが、とても大変でした。
韓国系航空会社が、唯一ペット同伴での搭乗ができるはずだったのですが、セブ発韓国行きがことごとくキャンセルされました。3回予約して、3回キャンセルされた記憶があります。
最後には日本の大手引越し屋さんに手伝ってもらって、ササミちゃんを日本まで貨物として空輸することにしました。
香港での乗り継ぎもあり、約24時間の旅を、なんとか耐えてくれました。体には負担になったと思います。
その翌日、私も旅客機で香港経由で一時帰国することができました。
つまり、私は昨年の6月から10月まで、ササミちゃんとセブで二人暮らししていました。
できるだけ、一緒にいました。
朝は一緒に散歩して、昼休みには帰宅して様子を見て、夜もできるだけ早く帰っていました。
8月の終わりに、ササミちゃんの目が急に見えなくなりました。
1月に片目の白内障が進んで、結構見えにくそうにしていたのですが、8月にもう片方の目もあまり見えなくなってしまいました。
家では椅子の脚や壁に頭をぶつけることが多かったので、撤去できるものはできるだけ撤去しました。
足元もあまり見えていない様子だったので、できるだけ平坦な場所で散歩するようにしました。
その後、一時帰国の数週間前くらいの通院で、持病のエヴァンス症候群による血小板減少症が悪化していることが分かり、薬を増やしたりしましたが、セブでどうしても手に入らない薬がありました。
ネオーラルという免疫抑制剤なのですが、小型犬にちょうどいい、一番小さいサイズのカプセルが手に入らなく、大きいやつを買って割って、与えたりしていました。
こういったこともあり、ササミちゃんにはいろいろ負担をかけてしまいました。最後には、ササミちゃんを飼い始めた妻と、妻の母がいる家に戻ることができて、本当に良かったと思います。